栃木県は宇都宮にある平和の象徴が大谷寺の平和観音さま。
ひと昔には採石場が稼働していたらしく切り立った大きな岩山が目立っている地域。
宇都宮駅から周遊チケットを購入しバスで1時間かからずたどり着くことができる。
採石場も見に行ってきました。
切り出されたと思われる不自然な壁面で、いかにもドクターゲロが人造人間の開発していそうな切り口。地下の採石場はなかなかの異空間でしたばい。
弘法大師により開基された寺として知られる大谷寺には、洞窟内の岩壁に彫られた日本最古の石崖仏が描かれてます。残念ながら写真はNGだったわけですが、なかなか神々しさ光るもんでした。
ぜひ見るべし。
寺の本堂には、徳川家家紋がどんと目に入り込んでくる。
わかる人にはわかるMAX711枚の吉宗を思い出させてくれるのが徳川家紋。
日光東照宮もそうだが、栃木と徳川家康のつながりは深いことを感じさせられる。
さて、本題の平和観音さまはこのお寺の向かいにあります。
全体像は見えずとも、その凛々しい後頭部が見える。
正面に回るとこんな感じ。
高さは26、93メートルで独自の大仏番付でいうと、その格付けは小結。
ちなみになぜここにあるかというと、世界平和を願って岩山を削り取り6年の歳月をかけて昭和29年に完成したそう。後ろにあったであろう岩山の姿がにわかに想像できる。
まあよくやりきったもんだ。
左手に階段が備え付けてあるので、お顔の近くまでお邪魔できます。
顔の”どアップ”はやはり味がでます。曇りがちなのが残念。
近くに家族連れがいたが、観音さまよりこの場所の前方にうっすら見える廃墟に興味津々という感じ。
家族連れや若いお姉ちゃんの観光客もチラホラ。
和気藹々の様子を今日も優しい眼差しで見守っているようです。
栃木県宇都宮市大谷町1198