【愛知】西尾の奇怪な閻魔堂 22仏目

西尾市でどうしても見たかったのがこの常楽院閻魔堂。
国道247号線沿い、刈宿の交差点から100メートルほど北へ進むと現れる小さなお堂である。

何がすごいかというと、ファーストインプレッションがヤバい。
閻魔堂を守るうさぎさん達、もとい鬼の立像である。

 
そのあまりにも独特な出で立ちは、我々のような変わり者を強力な磁力でおびき寄せる。昭和のプロレスラーのような腰の位置ではくタイツ(あえてタイツと呼ぼう)は時代を感じさせる。

なんでもこの寄像は昭和4年に澤常吉が製作したそうだが、詳しい内容はここには記されていない。50分の1に縮尺された像が売っていれば間違いなく買っているのは言うまでもない。

もちろん、これで終わりではない、中を覗いてもまた異世界が広がる。
お堂の中をこじ開けることはできないので、木格子から中を覗く。

すると、リアルな閻魔像がいる。何がすごいって鬼の立像とのクオリティ格差がすごい。

隣に座る狛犬の像。閻魔様に使える犬ともなれば首輪は必要ないようにも思えるが。

一応、もう一度

地元の人曰く、子どもの頃はここに近づくのもイヤだったそう。
なので、「えっこんな閻魔あったん?」という反応すらある。
筆者はこの像がいつまでも西尾市民の心の拠り所となっていくことを切に願う。

愛知県西尾市刈宿町

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