【三重県】ルーブル美術館と純金大仏 37仏目 

純金大観音

今回訪れたのは三重県津市にある全身金ピカの大仏さま
近鉄大阪線「榊原温泉口」下車で徒歩5分ほどで「大観音寺」にたどり着く。
トンネルの向こうは、不思議の街でした。

手前にはルーブル美術館がある。
さしもの、秘宝館と同じような類のものだろうと思っていたら、なんと本家本元のルーブル美術館の世界唯一の姉妹館だそうである。

不覚ながら値段の高さに怯んでしまい入場は回避せざるを得なかった。

大観音寺へ向かう途中、自由の女神とスフィンクスとカエルの揃い踏み。
なんとも奇天烈な光景。

ほどなく、ルーブル美術館から数十メートル先に大観音寺の関所がある。

参拝料を支払うと護摩木を渡され願いと名前を書く。
関所のおばちゃんは親切だった。

一連の儀式を済ませるとようやくワンダーランドで突入。
本命はまっすぐ一本道の先にある。
正式名称は「寶珠大観世音菩薩」とある。

順路通りいくとその道すがらには興味深い像がいくつもあるが、それは後ほど。

さて、この純金像、高さは33メートルなので「うわっでかっ!」という圧迫感はない。
すんと風景の一部としてごく自然に溶け込んでいる。

建立は昭和56年と今から37年前。
近づいてみると、所々痛みがあり長年頑張ってきた感がある。金箔不足でそろそろ金箔追加されるかもしれない。いや、いけいけドンドンの時代も終わったし、豊臣秀吉みたく金を追求せず他の路線にマイルドチェンジして、真っピンクとかいいんじゃないか。
女性ウケしそうだし。

と、そんなことはまあいいのだ。

背面はこんな具合。
難攻不落のそり立つ壁のようではないか。
アイガーの北壁を彷彿とさせる。

もちろん行ったことなどないが。

大観音をずらり囲む108体の観音さまたち。
蜘蛛の巣によって隣接する観音さまと繋がっている。

ということで、他にも趣向を凝らした大仏などがあるので紹介しよう。

▶︎仏手

デザインは派手め。
観光客らしきおばさん集団がペチペチと叩いたり拝んだりしていた。

▶︎世界最大の釜「萬倍釜」

少し前、ニュースで山形の芋煮フェスティバルで使う直径6メートルの大釜の制作費は3000万円とあった。これは一体いくらかかっているんだろうか。
これを作ろうと思った制作者の情熱に敬意を評したい。

▶︎カラオケ観音

界広しと言えどもマイクを握るカラオケ観音が見れるのはここだけだろう。
シンガー観音とかじゃなくあくまでカラオケってところが市民目線でいい。

▶︎ガン封じ 神獣白澤

中国の伝説に伝わる神獣。ガンを予防することができる。
お祈りも大事だが、食習慣も大切にしたいところだ。

▶︎にっこりお福

柔和な顔立ちで、誰でも身の回りに似ている人が一人や二人いるんじゃなかろうか。
お福さんの作る減塩の優しい味のみそ汁とふっくらおにぎりは絶品に違いない。

まだまだ他にも見所はあるが、書いていくのがめんどくさいのでこのくらいにしておく。
詳細は以下のWEBサイトで確認されるといい。
あっ電車でお立ち寄りの際は、最寄りやコンビニや食事何処はないのでご注意されたし。
南無南無

大観音寺サイト >

大仏等級

高さ33メートル

青銅製(金箔付き)
1982年開眼

〒515-2621
三重県津市白山町佐田1957