仙台大観音
100メートルを超える横綱級の大仏は日本で3体あるが、そのNO.2にあたるのが仙台大観音である。
仙台の中心からも程近く、街中にあるその異様な様を期待して訪れたのだが、結論から言うと少々がっかりしてしまった。
こんなにも大きく存在感ある大仏のはずなのになぜか。
いくつかその残念なポイントを上げていこうと思う。
まず何と言っても街の形状である。これが最も残念な理由である。
とにかく街に起伏が多いのだ。
仙台の駅から大仏まではバスに乗車し40分程。乗り方はバスの案内所で教えてくれるから心配なし。
100メートルもあればすぐにその姿を遠方から眺めることができるなとカメラを待ち構えていたのだが、待てど暮らせど一向にその姿は見えてこない。
それもそのはず。
ようやく見えたのがこのアングル。坂を登りきった上に大仏は位置している。
そのため遠方から大仏の姿を見ることができないのだ。
これほど残念なことはない。
50メートルを超える巨大仏の魅力は遠方から見てその街に異様な様でありながら溶け込んでいる情景がいいのだから。
まああくまで偏った筆者の考えであるのだが。
そして、写真撮影の時に気になるのが”高圧電線”である。
いいアングルでモザイクが入ってしまって台無しになってなってしまうのだ。
離れ過ぎれば見えなくなるし、近いところから撮影を試みれば電線が入る。
打っても打っても響かないこの感じときたらもう。
ソフトで消すこともできなくはないが、日常の姿を写したいのであまりそういうのはしたくはない。
あと追い討ちをかけるように天気も悪かった。
こりゃ、どげんもこげんもならんばい。
膿を出し切ったところで話を戻そう。
とはいえ、日本2番目の大きさは間近で見ると並々ならぬ迫力がある。
全長は仙台市制100周年を記念してその高さを100メートル。21世紀の繁栄を願って地下は21メートルある。
手にも持っている水瓶は直径2mで長さ8mもある。なんと67tもの水が入るそうである。
2ℓのペットボトル33,500本にも相当するのだ。
100円換算で335万円もするから途方も無い。
と、そんなことはまあいいのだ。
500円で胎内をぐるりできる。ちょっと宇宙船のよう。
地下深くまで続いており、地下は21世紀の繁栄を願って21Mだそう。
が、頂上からの眺めはちょっと期待はずれ。
アクセスは仙台駅から直通のバスか、電車なら「北山駅」からタクシーで10分かからないと思う。
ちなみに徒歩だと40分ほどかかった。坂多いのでその際は要覚悟。
大仏等級
大仏の高さ100メートル
昭和62年 開眼
宮城県仙台市泉区実沢字中山南31番地36