【熊本】玉名のラピュタ大仏

熊本の玉名市にあるお釈迦さま。
ここにたどり着くにはやや骨が折れた。
案内の看板があるとは聞いていたものの、どこにあるかは不明。
近くで農作業をしていたおっちゃんに聞くと、「あ〜あれな〜○△×※」という感じで気さくに教えてくれた。駐車スペースなどはないので、手段は徒歩。
周辺の空き地に車を止めてから森の山道を10分ほど歩いた。
歩いて像まで向かう途中のドキドキの高揚感たるや。
何もなかった山道に何やらそれらしきものが見えてきた。

うん。なんだか雰囲気があるぞ。苔の付き具体などがいい。
足元には「空海修行像」との記載が。どうやら空海さんのようだ。

人形供養なども。苔が服と化してしまっている。

一通り、大仏さんの歓迎を受け歩き進んでいくと、鬼太郎の妖怪アンテナならぬ大仏アンテナに
ビビッと電気が走った。

おおっ〜!ご対面!
初めまして、立花です。

何という微笑ましい顔をしているのだろうか。
一気にこの釈迦坐像の虜に。高さは38メートルほど。顔以外は劣化して森の一部と化しているが
釈迦坐像ともあって、昔はお体も健在だったそう。2人で森の奥地にこの像を築き上げたと聞いてそんなことができるのかと驚いた。訪れた日にはちょうどこの場所を管理しているお寺の住職のお父さんが草刈りをしていたので、そんな話を聞かせてもらった。
かれこれ、この場に1時間ほど滞在してしまっていた。柔らかな哀愁漂う顔立ちと、森の一部と同化している姿が天空のラピュタを彷彿とさせる。

熊本県玉名市

【熊本】おっきなおびんずる様

熊本県山鹿市にある曹洞宗のお寺「日輪寺」
ここにあるのがおびんずる様と呼ばれる上向きに寝た全身の像である。
おびんづる様とは、釈迦の弟子で賓頭盧尊(びんずるそん)と呼ばれ、「なで仏」で、病んでいる部位をなでると除病の功徳があるといわれている。通常は1メートルにも満たないから、撫でることは容易だ。

お寺の境内に入ると猫が出迎えてくれた。
うんこしながら。
恥ずかしいのか、顔はこっち向かない。

境内のそばには、階段が設置してあり、そこからのアングルは絶妙。
これを撫でるのは無理そうだ。
階段の先に大仏さまの全容が見えている場所は多いが、この時ほどルンルンワクワク♪で階段を登る瞬間はない。まるで小学生に戻った気分。

おおっ!
近くで見るとさらにでかい。
あの手のひらに乗りたい!手のひらに乗りたいぞ!
高さは30メートル、幅10メートルの巨体はまるで、のび太の鉄人兵団のザンダクロス!

以前は、おびんづるさまの横にある階段をのぼって、顔を間近で拝むことができたようだが、立ち入り禁止となっていた。
ちきしょうめ。

撫で仏を期待した方もご安心を。近くに建物があって、中に縮小サイズのおびんずる様が設置してあるので、これを撫でることが可能だ。

日輪寺

熊本県山鹿市杉1607