【福岡】極薄 浮羽の袋田不動尊 45仏目

久留米から横に帯状に広がる耳納連山のふもと。

林道を少し入っていったところにある山岳信仰の霊場。

このアイコンとなっているのが、この巨大な不動尊である。

10メートルほどとお不動さまの中では文句なしの大きさなのだが、それを全く感じさせない草食系というか、俺はここにいるぞという主張のなさ。

高校の体育祭で飾られる応援合戦のパネルのような懐かしさすら感じさせてくれる。

それを裏付ける、納得の薄さ。
薄いことに価値を見出す世界であれば、100点の出来栄え。

よく見てみると、突っ込みどころも満載。

不動明王の光背の炎がしっかりフレーム枠内に収まってロケットの先端のようになっていることや隆起を感じない胸板、相撲取りのような髪型に、異様に小さな手、全然怖くない顔などあげればキリがない。

それ全部ひっくるめて、なんとも可愛らしく、愛くるしいお不動さんになっている。

つくられた趣旨とは違うと思うが、これからもみる人に癒しと安らぎを与え続けてほしい。

 

福岡県うきは市吉井町福益1729

【福岡】日本で7番目にデカい久留米大仏 38仏目

足元をおそろかにするとはよく言ったものだ。

近くにあるものほど、その価値に気づかない。

地元の観光スポットなど、県外からそれ目当てに訪れる人も多いが地元人が「あっそこ行ったことないっちゃんね」というのはよくある話だ。

何が言いたいかというと、福岡にも有名な巨大仏はあるのだが、近くていつでも行けるが故になかなか紹介する気になれなかったが、そろそろそこに手をつけようと思う。

我が地元福岡で一番でっかい大仏は久留米にある。
九州自動車道からもうっすら見えるのだが、二十歳くらいの時に最初に目にした時の「得体の知れない異物を見た!」という感動は忘れない。

肝心の大仏は成田山久留米分院にある。この救世慈母大観音さまは62メートルで九州最大。
日本ランキング(勝手に作った)では堂々の7位に入るという強者ぶりだ。

白毫には直系30cmの純金の板に3カラットのダイヤモンドが18個ついているというから驚きである。
姿・形的には仙台大観音を2/3くらいに圧縮した感じた。

トライアルとのコラボ。

トライアルとは、福岡は東区に本拠を構えるディスカウントスーパーである。
福岡県民は誰でも知っているのだが、全国的な地名度はどうだろうか。
筆者のトライアルでのオススメは業務用ウィンナーでカリッと具合が絶妙。バーベキューなどで大活躍の一品だ。

とそんなことはまあいいのだ。
話を元に戻そう。

隣にある三角形の茶色の物体(38m)は「インド村・平和大仏塔極楽殿」と名付けられ
ルーツはインドにあるようだ。

内部も地下迷宮のようで面白いので訪れた際は足を運んでみてほしい。

インドのブッダガヤ、いつか行ってみたいところだ。

抱える赤ん坊の大きさは13メートル。

補足だが、久留米で一番好きなラーメン屋は「沖食堂」である。
ここを紹介してもらって以来、久留米に行くときはかかさず立ち寄る。
昔ながらの出で立ちで店の雰囲気・味ともに久留米ナンバーワンだと思っている。

南無南無。

 

【大仏等級】

高さ62メートル
1958年開眼

福岡県久留米市上津町1386−22

 

【福岡】妙現寺のお釈迦さま 24仏目

糸島から唐津へと続く二丈浜玉道路の途中。
妙な違和感を覚えたその矢先、視線の先に見えたのは大仏の影。
その影を追ってたどり着いたのが日蓮宗の妙現寺である。

階段の先に鎮座しているのが見える。

普通に座っているかと思いきや

建物の上!
どうやら納骨堂のようだ。

大仏は像高は4,5メートルほど。しっぽり座っている姿がなんとも愛らしい。

 

大仏等級

十両(10M未満
大仏の高さ4,5メートル
ブロンズ像

福岡県フクオカケン糸島市イトシマシ二丈福井ニジョウフクイ5753

スポンサーリンク

【福岡】若松に鎮座する大力無双の神 19仏目

若松にある戸明神社

ここには「天手力雄大神」という天の岩戸神話で、岩戸を押し開いたとされる大力無双の神がいる。天照大神を連れ出す重要な役割を担っていらっしゃる。
言わずもがな、これは岩を押し開いてぶん投げようとしているカットである。

うむなるほど、確かに力強いフォルム。
作りは新しく、最近塗り替えたかできたばかりかという感じ。
悪気はないが特に足元に目がいってしまう。

御守はこんな感じ。
右側の鳥がどうしてもピエロに見えてしまうが全体的に神話っぽくて好きだ。

 福岡県北九州市若松区蜑住974

【福岡】田川の神宮院 14仏目

神宮院は最澄(伝教大師)が開基、創建したと言われる天台宗の霊跡。

香春山のお膝元にある寺院。香春山の長い坂を登っていく(車で行けます)と
その先にある神社がまさにそれ。

境内の付近には巨石群。苔を身に纏う姿から長い年月そこに存在してる事がわかる。
岩の上には、不動明王さまがいる。

左の巨石によーく目を凝らしてみると、

苔を纏い岩と同化しつつある、仏さまだ。

長い間お疲れ様です。

不動明王サマもアップ。目はパッチリ、天地眼ではないようだ。

髪は総髪。おっとり顔のお姉さんにしてほしい髪型。

本堂の方へと足を進めて行くと、本堂の手前左サイドに何やら気配。

見てみると2メートルほどの妙にリアルな立像が。

近くで目を凝らしてよく見てみる。

妙にリアルだ・・・見られている感が凄い。

髪の青色と唇のピンクがリアル感を際立たせている。

頭には宝冠、首元には瓔珞などのアクセサリーを纏っているのを
みると、菩薩さまのよう。

春には800本の梅が咲き乱れるそう。この時期に訪れるとまた違う顔が見れるのかもしれない。

 

 

福岡県田川郡香春町大字香春56

【福岡】日本一大きい昇龍大観音

福岡県は朝倉市の原鶴温泉のほど近く。

山の頂上にどーんとそびえ立つのは、香山昇龍大観世音菩薩サマ。

原鶴温泉泰泉閣の創業者で、杷木町長を4期務めた林一二三さんという方が創ったものだそうで、開運招福を願っている。

何でも、少年時代に観音様が夢枕に現れて「私が見守ってやるから必ず成功させる。成功したら俺の像を建ててくれ」という約束を結んだそうな。

ローソク・線香を入り口で買ったら中へGO。プライスレスな100円なので、中へ入らずとも見えると言わずに、中へ入りましょう。

「すべての人々が金運財運に恵まれ豊かで幸せな人生を送られる事を願っている」とある。
要するに、お金持ちにさせてくれるんだそう。
これは急いで拝まねばー

下からのアングル。
足元に竜が絡みついている。
というかペットのようだ。
これが昇竜の所以なのか。

この観音さま、高さ28mで、昇竜観音としては日本一の大きさを誇る。

ちなみに、昇竜観音というのはここでしか見たことはない。

もはや言ったもん勝ちの世界。

像の周囲には、実に多様な像が設置してあるが気になったのはこれ。

ぼけ封じ観音

姿形はそっくりだが、足元にいるのが、おじいちゃんとおばあちゃんになっている。

必死の形相で拝んでいるところを見ると、よっぽどボケたくないんだろうな。

【福岡】八大龍王リーゼント尊

福岡県の田川の福智町にある法龍寺。

入り口付近にでかでか!と看板を偶然発見。

どうやら「福岡県内で初めての水子供養専門のお寺」らしい。

水子観音のイラストとギャップがありすぎるイラストの下には「八大龍王尊」の文字。

ちょっと覗いてみるか・・・

中に入ってみると、早速この寺の守護神「八大龍王尊」とご対面!

おおっなんかフォルムが素敵だ!

んっ待て待て!

よく見ると頭に龍が乗っててヒゲがにょ〜んってなってる!

そして、おまんじゅう持っている!

本当にこれか?

目を凝らして見ると、両端ののぼりに書いてる!

これだ!龍王尊だ!

おおっ下からのアングルも絶妙。

高さは2〜3メートルというところ。
龍を身にまとっていらっしゃる。
それが功をそうして、頭からはみ出ている。

さらに

横から見ると青天の霹靂!

雷に打たれた衝撃が全身に走る。

これは・・・

リーゼントだ!

龍がリーゼントのようだ!

溢れんばかりのリスペクトを込めて「八大龍王リーゼント尊」と命名することにした。

個人的にはものすごく好きだ。

田川に来た時はまたぜひ立ち寄りたいところだ。

 

■法龍寺

福岡県田川郡福智町上野3948

 

【福岡】白鳥山の番人

田川市にある白鳥山。
そのふもとにある曹洞宗のお寺「成道寺」
七重の塔と言われる田川の指定文化財が有名なお寺だそうだ。
それより気になるのは、写真左側にいらっしゃるあちらのお方。
たまたま道路を走っていた時に発見してしまった。
居ても立ってもおれずに即ダイブイン。

境内に入ると、お手製の階段があり、そこから拝謁することができる。高さは4〜5メートル。説明書などはないのだが、この小高い丘の上から街を眺めている感じだと、おそらく平和を願う観音さまというところだろう。

そばには、瑞穂六大神と文字が彫られている石碑。
文字を上に詰めすぎて、下にスペースが空いて全体のバランスが悪くなっている。
手書きの年賀状でよくやってしまうミスだ。まあ石碑と年賀状では天と地ほどの差はあるのだが。

白鳥山成道寺
福岡県田川市白鳥町10−21