【長崎】生月島の大魚籃観音 44仏目

長崎県平戸市、その先端に生月島がある。
平戸から生月大橋を車で渡って島へ入ることができる。

ここは捕鯨と隠れキリシタンで有名な島。
島内にある博物館「島の館」に行くとそのあたりの歴史を深く学べることができる。

そんな生月島で目指すのは、島を見守る大魚籃観音。
この像は地元出身で1980年に農林水産大臣となった金子岩三が建立したと言われている。
魚籃観音にはあまりお目にかかることがない上に、この大きさは珍しい。

ぬっと住宅の間から見えるその姿は巨神兵のようだ。

こちらが正面像。座像っぽく見えるが半身像となっている。

誕生してから40年ほどの月日が経っており、正面からみると劣化が進んできているのがわかる。

パーツを組み合わせて作ったあとがわかる。

なんとか島のシンボルとして居座り続けてほしいので、金子岩三財団から改修のお金がでてほしいなと思う。もしくは、島の人たちによるクラウドファンディングが立ち上がれば迷わず支援したい。

ちなみに台座の内部に入ることもできる。

胎内には10分の1のサイズの生月魚籃観音が鎮座している。

お供え物の果物が美味しそうだった。

大仏等級

平幕(10~19m)
大仏の高さ:18m
素材:ブロンズ
重さ:150トン

長崎県平戸市生月町山田免570-1

【長崎】リアル亀仙人 長崎観音 26仏目

万国霊廟長崎観音

長崎駅のほど近くにある福済寺のシンボルが「長崎観音」である。

高台にあるため、近くまでいかないとその存在には気づきにくい。
住宅地の中に突然デーンと現れるという感じだ。
想像以上に目立たない。

入り口はこんな具合。
奇妙な門が立つ。
境内には車を停めれるスペースもあるので、坂の下にあるコインパーキングを使う必要はない。

この長崎観音さま、高さは18メートル、重さ35トン。
下にいる奇妙な生物は亀である。亀込みの高さは35メートルになる。
カメに乗っかる大仏としては日本最大。
いや世界的に見てもおそらく最大ではないだろうか。
そもそも存在数が少ないだろうし。

正式名称は「万国霊廟長崎観音
この由来は、お寺が原爆の犠牲者を弔うため、世界平和を祈る目的に建立(1979年)されたことからだそう。

なぜ亀なのかというと、早い話が亀は縁起がいいから。
より詳しく知りたい人はこちらを見て欲しい。

その他にも趣向を凝らしたものがあちこちにある。
水子観音や

大の字で支える人たち。

そして、目の前には稲佐山がそびえる。
さしもの、この場所から長崎の街を見守っていますよということだろう。

足元の建物内に潜入することもできる。
内部はこんな感じだ。
きらびやかな装飾とミニチュア版が設置されている。
昭和のネオン街のようだ。

そして、このお寺がもうひとつ押しているのがこれ

「フーコーの振子」

これは地球の自転を証明するための実験道具と言われている。
紐の長さは25.1mでこれが世界第3位だそう。
ぶらーんぶらーんとヒモの先端には球体が吊るしてある。

ひと通り見て、ある種のモヤモヤを感じずにはいられない。
お寺と振り子って関係あるのか・・・

大仏等級

小結(20M~39M
大仏の高さ35メートル
アルミ合金製

長崎県長崎市筑後町256

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【長崎】壱岐代表もろつ観音 16仏目

福岡からフェリーでおよそ2時間の孤島の壱岐。
私も中学生の頃より毎年欠かすことなく夏にキャンプしている福岡県民御用達の島。そんな夏の楽園壱岐にある奇想天外スポットが白歯雪公園である。

公園内に入るなり謎の奇門が迎え入れてくれる。
木のオブジェには梟、鶴、鳩とおぼしき鳥の数々。

境内の一番目立つところには本丸のもろつ観音さま。
高さはおよそ9メートル。
この公園は壱岐出身の本城満征さんという実業家によって創設。苦節を乗り越えて建設業で成功したので、故郷に貢献したいとの思いから平成15年に開園に至ったそうだ。
故郷に貢献できているかはわからないが、「なかなか癖が強く独創的な思考を持った人だ」ということはビシバシ伝わってくる。

横には涅槃像や

千手観音像や

ほっこりさせてくれるお地蔵さま

かと思いきや、グロテスクな出で立ちのカッパ!
こいつはやべえ。
そして、極め付けは・・・

プーさん、ペコちゃん、ミッフィーちゃんとオールスター勢ぞろい。

癖の強い休憩スペースもあるよ。

やりたい放題の壱岐の文化遺産ワンダーワールド
長年壱岐に通い続けたからこそ言えますが、壱岐のおすすめスポット
ベスト8くらいに入る魅力的な場所です。

長崎県壱岐市芦辺町箱崎諸津触