【福岡】若松に鎮座する大力無双の神 19仏目

若松にある戸明神社

ここには「天手力雄大神」という天の岩戸神話で、岩戸を押し開いたとされる大力無双の神がいる。天照大神を連れ出す重要な役割を担っていらっしゃる。
言わずもがな、これは岩を押し開いてぶん投げようとしているカットである。

うむなるほど、確かに力強いフォルム。
作りは新しく、最近塗り替えたかできたばかりかという感じ。
悪気はないが特に足元に目がいってしまう。

御守はこんな感じ。
右側の鳥がどうしてもピエロに見えてしまうが全体的に神話っぽくて好きだ。

 福岡県北九州市若松区蜑住974

【大分】川に浮かぶ巨石に描かれた不動サマ 18仏目 

大分県豊後高田市は、摩崖仏の一大産地。
大分だけで約400体あるそうで、これは全国のおよそ80%を占めるそう。
特にこの豊後高田という町には、切り立った岩が多いので、摩崖仏を作りたくなることにも頷ける。そんな豊後高田は当然見所も多いのだ。
メインは天念寺の前を流れる長岩屋川の中央に陣取る巨石を削ってできた川中不動尊。
面前にある切り立った岩山。
すごい威圧感を醸し出している。

岩の表面には、コンガラ童子とセイタカ童子を脇に、中央には不動明王サマ。
川中不動尊の面前の寺の中も必見。アクの強い個性がお面が飾られていた。

裏にも、何やら仏像のオンパレード。横顔の仏像サマは上を見上げているんだろうか。
生身の人間なら間違いなく即死のレベルの顔の向きである。

 〒879-0731
大分県豊後高田市 長岩屋

【兵庫】日本一の悲しき廃墟観音 17仏目

淡路島 世界平和大観音

日本大仏番付の3横綱の一角に入るのが淡路島大仏

5年前淡路島にバスで渡り、徒歩でこの大仏を目指すも断念した経験から今回はレンタカーを調達して向かう。

明石海峡大橋を超え(ETC持参がおすすめ。高速の値段が馬鹿みたいに違う)
島の海沿いの道を進むこと5分ほど見えてきたのは大仏の片鱗。

しばし進むと足元にたどり着く。
おおっ自称100メートルの大きさを誇るという横綱だけありさすがの迫力ばいっと思いきや圧力というか、圧倒的な存在感がイマイチ足らない。

なんだこの不思議な存在感は。。

台座入れての100メートルらしいが、本当にそんなにあるのかこれ?
いらぬ疑いを持ってしまう。

この大仏は大阪の実業家が1977年に建造したそう。
いまは廃墟と化しているようで敷地に立ち入ることはできない。

台座の内部には落書きの後があり痛々しい。
首の部分に突起した箇所があるがここから通称「鞭打ち観音」となんとも悲しいキャッチコピーまでつけられている。

裏手にある神社から撮影。背中もどこか寂しげだ。


島からすると厄介者となっているようで、淡路島の観光パンフレットなどにも一切表記されていない。想像するに、建立段階では実業家の前のめり気味なパッションと並々ならぬ思いがあったはずだが、今となってはその片鱗も見られない。
島民からそっぽを向かれているという現実、背中に哀愁がずっしり漂って見えて仕方ない。

個人的にはいつまでも淡路島のシンボルとして存在し続けることを願っている。

656-2334 兵庫県淡路市釜口2006-1