【福岡】白鳥山の番人

田川市にある白鳥山。
そのふもとにある曹洞宗のお寺「成道寺」
七重の塔と言われる田川の指定文化財が有名なお寺だそうだ。
それより気になるのは、写真左側にいらっしゃるあちらのお方。
たまたま道路を走っていた時に発見してしまった。
居ても立ってもおれずに即ダイブイン。

境内に入ると、お手製の階段があり、そこから拝謁することができる。高さは4〜5メートル。説明書などはないのだが、この小高い丘の上から街を眺めている感じだと、おそらく平和を願う観音さまというところだろう。

そばには、瑞穂六大神と文字が彫られている石碑。
文字を上に詰めすぎて、下にスペースが空いて全体のバランスが悪くなっている。
手書きの年賀状でよくやってしまうミスだ。まあ石碑と年賀状では天と地ほどの差はあるのだが。

白鳥山成道寺
福岡県田川市白鳥町10−21

【熊本】玉名のラピュタ大仏

熊本の玉名市にあるお釈迦さま。
ここにたどり着くにはやや骨が折れた。
案内の看板があるとは聞いていたものの、どこにあるかは不明。
近くで農作業をしていたおっちゃんに聞くと、「あ〜あれな〜○△×※」という感じで気さくに教えてくれた。駐車スペースなどはないので、手段は徒歩。
周辺の空き地に車を止めてから森の山道を10分ほど歩いた。
歩いて像まで向かう途中のドキドキの高揚感たるや。
何もなかった山道に何やらそれらしきものが見えてきた。

うん。なんだか雰囲気があるぞ。苔の付き具体などがいい。
足元には「空海修行像」との記載が。どうやら空海さんのようだ。

人形供養なども。苔が服と化してしまっている。

一通り、大仏さんの歓迎を受け歩き進んでいくと、鬼太郎の妖怪アンテナならぬ大仏アンテナに
ビビッと電気が走った。

おおっ〜!ご対面!
初めまして、立花です。

何という微笑ましい顔をしているのだろうか。
一気にこの釈迦坐像の虜に。高さは38メートルほど。顔以外は劣化して森の一部と化しているが
釈迦坐像ともあって、昔はお体も健在だったそう。2人で森の奥地にこの像を築き上げたと聞いてそんなことができるのかと驚いた。訪れた日にはちょうどこの場所を管理しているお寺の住職のお父さんが草刈りをしていたので、そんな話を聞かせてもらった。
かれこれ、この場に1時間ほど滞在してしまっていた。柔らかな哀愁漂う顔立ちと、森の一部と同化している姿が天空のラピュタを彷彿とさせる。

熊本県玉名市

【熊本】おっきなおびんずる様

熊本県山鹿市にある曹洞宗のお寺「日輪寺」
ここにあるのがおびんずる様と呼ばれる上向きに寝た全身の像である。
おびんづる様とは、釈迦の弟子で賓頭盧尊(びんずるそん)と呼ばれ、「なで仏」で、病んでいる部位をなでると除病の功徳があるといわれている。通常は1メートルにも満たないから、撫でることは容易だ。

お寺の境内に入ると猫が出迎えてくれた。
うんこしながら。
恥ずかしいのか、顔はこっち向かない。

境内のそばには、階段が設置してあり、そこからのアングルは絶妙。
これを撫でるのは無理そうだ。
階段の先に大仏さまの全容が見えている場所は多いが、この時ほどルンルンワクワク♪で階段を登る瞬間はない。まるで小学生に戻った気分。

おおっ!
近くで見るとさらにでかい。
あの手のひらに乗りたい!手のひらに乗りたいぞ!
高さは30メートル、幅10メートルの巨体はまるで、のび太の鉄人兵団のザンダクロス!

以前は、おびんづるさまの横にある階段をのぼって、顔を間近で拝むことができたようだが、立ち入り禁止となっていた。
ちきしょうめ。

撫で仏を期待した方もご安心を。近くに建物があって、中に縮小サイズのおびんずる様が設置してあるので、これを撫でることが可能だ。

日輪寺

熊本県山鹿市杉1607

【長野】岡本太郎が絶賛した石仏

長野県の下諏訪町にある万治の石仏。
なんとも個性的でユニークな姿している。芸術家岡本太郎氏をもってして「世界でこんなに面白いものを見たことがない!」と言わしめたほど。
独特なフォルムがなんとも言えない。
ユニークなのは外観だけにとどまらず、お参りの方法も個性的だった。

1.正面で一礼し手を合わせて「よろずおさまりますように」と心で念じる
2.石仏の周りを願い事を心で唱えながら時計回りに三周する
3.正面にもどり「よろずおさめました」と唱えてから一礼する

【マレーシア】正体不明の筋肉像

マレーシアの首都クアラルンプールからバスで2時間ほどの場所にあるマラッカ。

繁華街の一角にこの筋肉マンはいた。どうやらマレーシアのボディービルの父のようだ。
名前も書いてあるが、なぜだろうか。特に調べる気が起きなかったのでこの像は、正体不明の筋肉像としておく。

【神奈川】ニョキり立つ山の上の観音

神奈川県の大船駅を降りてすぐ面前に見えるのは巨大な観音サマの白い頭部。
ニョキっと山のてっぺんから生え出ている。

百メートル級の仏像かと思いきや、胸から上だけが作られた「胸像」である。
ここまで迫力ある胸像はなかなかない。
観音像の手間にある階段の先に、仏像の頭部がどんとそびえるアングルが格好の撮影ポイント。
i-phoneで撮影しても十分な迫力だ。
が、撮影にはやや時間がかかることがあるので注意されたし。特に、カップルが手をつなぎイチャイチャモード全開で階段を上っていくのを待つほど無駄な時間はない。内心「全くデリカシーのない。」とプンプンしてしまう自分のほうがよっぽどデリカシーがないのだが。

白衣観音らしく、白のコントラストが美しく青い空との相性が絶妙だ。
観音像後方からは胎内に入ることができる。建設当時の写真や本尊が建立されていたりするので興味があれば入ってほしい。

■大船観音寺
神奈川県鎌倉市岡本1-5-3
http://www.oofuna-kannon.or.jp/